福岡市城南区別府の内藤胃腸科外科クリニックです。胃腸内科/消化器内科/呼吸器内科/外科/内科

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超音波検査

乳腺・甲状腺エコー(表在エコー)

6.5ミリの乳がん

エコー

乳腺超音波検査 11MHzの表在臓器用プローブを使用して検査します。日本人女性は高濃度乳腺が多いためマンモグラフィーよりエコー検査がおすすめです。良性、悪性の鑑別には超音波ガイド下生検を行います。

8ミリの乳がん

エコー

8ミリの早期乳がんです。約半年前に行った前回の乳腺エコー検査では異常を指摘できなかった症例です。エコー検査は無侵襲な検査ですので乳がんを早期に発見するためには少なくとも年一回はエコー検診を受けてください。

頸動脈超音波検査(高安動脈炎の症例)

エコー

脳血管障害や虚血性心疾患の指標になると言われている頸動脈の状態を超音波検査により見ることができます。動脈硬化病変以外にも写真のように動脈の壁が厚くなる大動脈炎症候群(高安動脈炎、16歳、女性)のような全身性のまれな疾患が見つかることもあります。

良性甲状腺腫瘍

エコー

甲状腺の画像検査としてもっとも有効なのは超音波検査です。腫瘍の大きさ、形、腫瘍内部の状態などを観察して良性か悪性かの鑑別を行います。甲状腺腫瘍の大部分は良性腫瘍であり基本的には経過観察でよいものがほとんどですが、この症例のようにサイズが大きく気管や血管、食道を圧迫している場合は手術が必要です。

静脈エコー(表在エコー)

下肢深部静脈血栓症

エコー

下肢深部静脈血栓症は急性期に重篤な急性肺血栓塞栓症を来すことがあるため早期に疑診断することが重要です。四肢では,迅速に確定診断できる非侵襲的な静脈エコーが第一選択となる検査です。
症例は40代の男性、3~4日前より左下肢の発赤、腫脹、疼痛があるため当院を受診されました。静脈エコーにて下肢の深部静脈に血流はなく血栓を認めたため緊急に大学病院を紹介致しました。造影CT検査の結果、深部静脈血栓症であり一部肺動脈にも血栓を認めました。

整形外科エコー(表在エコー)

エコー

肋骨骨折の診断にはレントゲンより超音波が有用な検査です。

変形性膝関節症

エコー

膝関節水腫

エコー

腹部エコー

解離性大動脈瘤

エコー

突然の胸痛、背部痛で発症します。腹部超音波検査で大動脈内腔に異常線状エコーを認め解離性大動脈瘤と診断できます。この症例はStanford A型で当クリニック初診当日に大学病院転院となり緊急手術となりました。まれな疾患ですが、プライマリーケアーを担う医師としてこの病気ほどすばやい診断が必要な病気はありません。

膵臓がん

エコー

60歳、女性の膵臓がんです。自覚症状はなく、腹部エコー検査で膵管拡張を認め、精密検査の結果膵頭部に2cmの膵臓がんを認めました。膵臓から十二指腸へ通じている膵管が拡張している状態を膵管拡張と言います。膵管内に石や腫瘍などがあり通過障害をおこしていることが考えられますので、多くの場合、経過観察や精密検査が必要となります。膵管拡張や膵嚢胞を伴う症例では膵がんが高頻度に検出され腹部超音波は簡便で侵襲のない検査として、外来診療に有用です。

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エコー

74歳、女性、膵体部の約2cmの大きさの膵臓がん

小児の腸重積

エコー

4歳、男児の腸重積です。超音波で入り込んだ腸により的(ターゲット)のような像が見られ早期に診断することができます。
小児の消化器症状として腹痛、下痢、嘔吐、発熱などがよく見られますがよりよい診断をするためには超音波検査は欠かせません。腸重積以外にも日常診療では急性虫垂炎、腸管膜リンパ節炎、ウイルス性腸炎、細菌性腸炎などの診断が超音波で可能です。

大腸憩室炎

エコー

大腸憩室とは大腸の壁が袋のように腸管外に飛び出している状態をいいます。これに糞石等が詰まり炎症が起こるのが憩室炎で、腹痛の原因疾患として多く見られ、日本人は右側に多く発生するため虫垂炎と間違われやすい病気です。
腹部超音波検査では、大腸壁から球形に突出する低エコー域として認められ、その特徴的な所見より大腸憩室炎と診断できます。抗生物質の経口投与で2~3日で改善することが多いので、超音波検査で発症早期に診断することが大事です。

上腸間膜静脈血栓症

エコー

28歳、女性、数日前より腹痛があり、痛みが強くなってきたため当クリニックを受診されました。
腹部エコー所見では上腸間膜静脈が腫大しており上腸間膜静脈血栓症の疑いで緊急に大学病院を受診していただきました。精密検査の結果、上腸間膜静脈血栓症であり門脈、脾静脈にも血栓がみられましたが無事に救命されました。ピルを内服されており副作用の静脈血栓症が原因として考えられています。

ウイルス性腸炎

エコー

小腸内に腸液が貯留して拡張した小腸を認めます。 原因としてロタウイルス・アデノウイルス・ノロウイルスなどがあげられますが、ウイルス性腸炎の場合は特効薬はないので、脱水を防ぐためのこまめな水分補給、安静、整腸剤内服などの対症療法となります。

大腸炎

エコー

大腸炎では大腸壁の肥厚が認められます。ほとんどが細菌性大腸炎であり抗生物質の内服治療が必要です。他に鑑別すべき疾患として虚血性大腸炎、潰瘍性大腸炎などがあります。

小腸イレウス

エコー

貯留液により拡張した腸管ループを認め腸閉塞と診断できます。

胸水

エコー

胸部レントゲンではわからないような少量でも超音波検査では胸水の診断が可能です。

尿管結石

エコー

拡張した尿管を下方に追っていくと尿管閉塞部位に高エコーの結石像を描出できます。

膀胱がん

エコー

膀胱に腫瘤を認めた場合は膀胱がんであることが多く、泌尿器科にて膀胱鏡を行っておく必要があります。