大腸内視鏡検査

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大腸内視鏡検査とは

大腸カメラ

大腸カメラ
  • 検査前日の夜、下剤(ラキソベロン)を10~20ml飲みます。
  • 検査当日、ご自宅で早朝より大腸をきれいにする下剤を数回に分けて合計1.8リットル飲みます。
  • 4時間ほどで液体のような便(水様便)になりますので来院していただきます。
  • 肛門から内視鏡を挿入します。検査は10~15分前後で終わります。
  • 検査後、車の運転は禁止ですのでご注意ください。
  • 前処置の関係で予約制になります。一度ご来院ください。

大腸カメラは、大腸ポリープやがんなどの早期発見につながる検査です。血便が出るときや便潜血検査で陽性反応が出た場合は検査をご提案します。腸をきれいにするための準備が必要になるため、まずは一度受診していただき、検査の説明を受けていただいております。
検査は15分前後で終わりますが、苦痛を抑えるために鎮静剤を使いますので検査後、車の運転はできませんのでご注意ください。大腸ポリープがみつかった場合、その場で切除することも可能です。

大腸内視鏡検査

大腸ポリープ切除(ポリペクトミー)

大腸ポリープ切除(ポリペクトミー)

下行結腸にある大きな有茎性ポリープです。

大腸ポリープ切除(ポリペクトミー)

スネアーといわれるループ状のワイヤーでポリープの根元を締めあげます。

大腸ポリープ切除(ポリペクトミー)

高周波電流を通電してポリープを切除します。痛みはほとんど感じません。

大腸ポリープ切除(ポリペクトミー)

切除したポリープは回収して顕微鏡で詳しく調べます。

大腸ポリープ切除(ポリペクトミー)

帰宅後の出血を予防するためにステンレス製の小さいクリップで切り口をはさんでおきます。このように出血予防処置を行う事で日帰り手術が可能ですが、2、3日のご自宅での安静と粥食、7日間の禁酒とスポーツ、重労働の制限が必要です。※後日通院をお願いする場合があります。

大腸のポリープは、主に、過成形性ポリープと腺腫性ポリープに分類されます。
過成形性ポリープは直腸に多く、炎症を主体としたポリープで、将来、がんになる可能性は少なく、原則的に小さなものは切除する必要はありません。
腺腫性ポリープは、一部にがん化する可能性があり、がん化はポリープの大きさとほぼ比例します。

大腸コールドポリペクトミー(Cold polypectomy)

大腸コールドポリペクトミー(Cold polypectomy)

通常のポリープ切除術は、スネアという特殊なワイヤーでポリープの根元を絞めて高周波電流を流して切除します(上記のポリペクトミー)。
一方、コールドポリペクトミーとは、高周波電流のような熱を加えずに大腸ポリープを切除する方法をいいます。適応は、大きさ10mm未満の小さな腫瘍性ポリープです。
コールドポリペクトミーは、粘膜下層は傷つけずに粘膜病変のみを摘除する方法なので、切除後の出血や穿孔リスクを低くする方法です。
コールドポリペクトミーを行うことによって、小さいうちに腫瘍性ポリープを摘除することにより、将来の大腸がん発生の予防につながります。

大腸コールドポリペクトミー(Cold polypectomy)
大腸コールドポリペクトミー(Cold polypectomy)
大腸コールドポリペクトミー(Cold polypectomy)